Posted: 2012.05.16 (Wed) by Happy Flower Pop in た行その他
![]() | 僕はお父さんを訴えます (2012/03/09) 友井 羊 商品詳細を見る |
何者かによる動物虐待で愛犬・リクを失った中学一年生の向井光一は、同級生の原村沙紗と犯人捜しをはじめる。「ある証拠」から決定的な疑惑を入手した光一は、真相を確かめるため司法浪人の久保敦に相談し、犯人を民事裁判で訴えることに。被告はお父さん―母親を喪った光一にとっての、唯一の家族だった。周囲の戸惑いと反対を押して父親を法廷に引き摺り出した光一だったが、やがて裁判は驚くべき真実に突き当たる!2012年第10回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作。
「このミス」で大賞の次の賞の優秀賞。
なんか大賞はもめにもめたのに優秀賞はこれにあっさり決まったとか。
普通大賞争った作品が次点になるんではないのか・・・?
大賞ってほどではないけどキラリと光る、そんな感じの作品でしょうか。
題名通り、少年がお父さんを訴えるお話。
正直言って伏線というかヒントが満載すぎて
ラストまで全くの予想通り。
ミステリー読み慣れていればどんでん返しはないといえます。
むしろ大賞を争った作品が次点で優秀賞にならなかったのはなぜかと。
そちらの方が謎(笑)
一応読者をびっくりさせようとしているのはわかるんですけど
コピーにあるような「驚愕の事実」は言い過ぎだよね。
バレバレだもん。
文章がうまいし、読みやすくさくっと数時間で読みおえます。
軽すぎて、図書館で借りたんですけど、購入するほどの気分にはなりません。
やっぱり動物虐待の話はなんか嫌で
なんだかな・・・って気分のラストですが
これも何となく明るくまとまっちゃってて
気持ちの持って行き場がない感じ。
でも読みやすい軽い文章だったので
なんか方向変えたら面白い作品に出会えるかも。
次の作品読んで見たいとは思いました。
ところで解説で、香山二三郎さんが「このミス」の選評で
「道尾秀介調の痛い青春もの系には既視感があるし、話作りも
ちょっとこじんまりしている」と評したとあります。
ちょっと待て
道尾さんのどの作品が痛い青春ものなんだ?←そこ?(笑)
少年とDVつながりで「向日葵の咲かない夏」とか「月と蟹」とか?
まぁ連想はできるけど、「痛い青春もの」って違うよ。
「カササギたちの四季」は爽やか路線だったけど痛いか?
「水の柩」のこと言ってるのか?
痛い青春ものと言うならむしろ伊坂幸太郎だろうと。
あ、もちろん伊坂さんも大好きです。
この作品のイメージは伊坂というよりは道尾だけど
香山さんのこの評は違和感あるな〜。
なんか作品と関係ないところでエキサイトしてしまいました






